犬に除草剤は危険?!その他にもある注意したい生活環境の注意点
日頃何気ない環境や生活が実は犬に悪影響を与えているかもしれません。本記事では、ドッグペアレントが生活環境の中で注意するべきポイントをいくつか紹介します。
喫煙は犬の傍では控える
副流煙は人間と同じように犬に影響を与えます。定期的にタバコの煙にさらされている犬のニコチンレベルは、定期的にタバコの煙にさらされている人間のニコチンレベルと似ていることがわかっています。そして、人間と同じように、喫煙家庭に住む犬は、癌や呼吸器系の問題、肺疾患に非常に影響を受けやすいのです。興味深いことに、タバコの煙にさらされた犬は、アレルギー性皮膚疾患を発症するリスクも高くなります。ですから、タバコを吸うドッグペアレントは、犬から離れてタバコを吸うのが一番です。
殺虫剤と除草剤を使用しない
殺虫剤や除草剤に使用されている毒のある化学物質は犬にとっても有害です。そのような化学物質と接触した犬は、膀胱がんになることが知られています。これは、犬が草むらや前足から化学物質を舐めて摂取した場合に起こります。ご自宅に庭がある場合は、殺虫剤や除草剤のどのような形態でも、芝生に使用することは避けてください。散歩中など、化学物質が使用されているかどうかわからない草むらの場合は、犬が草や植物を過度に舐めないようにし、家に帰ったら犬の前足を徹底的にきれいにするようにしましょう。
自然と触れ合う機会を増やす
動物として、犬は自然の光景や匂いに自然に引き寄せられます。これは犬の精神的な健康だけでなく、身体的な健康にも効果があります。
フィンランドで行われたNature's Scientific Reports誌に掲載された研究によると、地方に住んでいる犬は、都市部に住んでいる犬に比べてアレルギーを発症しにくいという結果が出ています。不思議なことに、この関連性は人間にも見られます。犬が楽しめる公園やドッグランに行き、いっぱい走り回り、様々な匂いや情景を楽しませてあげましょう。
プラスチックをなるべく使用しないようにする
最近話題になっているプラスチックによって引き起こされる多くの環境への脅威は人間や犬にも影響を与えています。プラスチックは私たちの身の回りにあり、犬のおもちゃやボウル、ドッグフードの缶詰にも使われています。
しかし、プラスチックのどこがそんなに有害なのでしょうか?1960年代からプラスチックメーカーがプラスチック製品のコーティングに使用してきたビスフェノールA(BPA)という化合物があります。BPAは、プラスチックの損傷に対する耐性を高めることがわかっていましたが、今日ではその有害性が明らかになっています。研究によると、犬が十分な量のBPAを摂取すると、この化合物が内分泌系を混乱させ、生殖や免疫系に異常をきたすことがわかっています。まだまだ研究が必要ですが、金属製のボウルや天然繊維のおもちゃを使用して、プラスチックを避けるのがベストです。しかし、お皿の素材によって食欲が変わる犬もいますので、その子にあった食器を選び、その他においてプラスティックの使用を控えるようにしましょう。