犬と暮らす 時々、猫。vol.6
こんにちは。perromart.jpスタッフのくるみです。
皆さんは、「イエロードッグプロジェクト」をご存知でしょうか?
先日、アリ君とのお散歩で“出来事”をし、このプロジェクトを思い出しました。私たちのミッションである『ペットと人間の生活をより密接なものに』するためにも、大切なことだと思いましたので、ご紹介させていただきます。
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まず、アリ君とのお散歩の出来事をお話します。
もう既にご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、アリ君は動物病院で供血犬として過ごしてきたワンちゃんで、今年4月に家族として迎え入れました。現10歳。シニア期に突入する成犬からのお付き合いになるので、彼自身の性格は出来上がっています。
また、一般的なペット生活ではなかったため、ヒト付き合いや犬社会は十分学んでこれなかった・・・わりにはヒトやワンちゃんのことが大好きで社交的。怯えたりもしないのですが、ピットブル×ボクサーのミックス犬で体重36㎏となると、ペアレントの私の方が相手を怖がらせないだろうか、迷惑をかけないだろうか、とビビってしまっていました😅
もちろん何かあってからではいけませんので、このビビるという感覚も大切なのですが、お散歩中のヒト&ワンちゃん付き合いをかなーーーり避けてお散歩をしていました(笑)
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そして、出来事は起こります。(前置きが長くて、すみません。)
いつも通りお散歩をしていたところ、ある男性から
「ワンちゃん、触っても良いですか?」
と声をかけていただいたのです。
アリ君が知らないヒトに対してどんな反応をするのか不安があったので、突然触られるのにビビっていた私。この一言を言ってくださったことで、アリ君の経歴を話すことができ、それでもOKを頂いたので触ってもらうことに。
アリ君は身体が大きいので、触ってほしい!というガツガツ感は否めませんでしたが・・・(笑)何も問題なく触ってもらい、本人も大喜び◎声をかけてくださった方もアリ君とのじゃれ合いを楽しそうにしてくれました。
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お散歩中のワンちゃんを見かけると、その可愛さに思わずとっさに触りたくなってしまうもの。ですが、ペアレントさんやワンちゃんの状況によっては触ってほしくない時もあります。
それに関わるのが、「イエロードッグプロジェクト」。
「イエロードッグプロジェクト」とは、何らかの理由で「ヒトやワンちゃんに近づかないでほしい」という意思表示をするため、愛犬のリードに黄色いリボン等の目印をつける運動です。
・健康上の問題がある
・使役目的のトレーニング中
・社会復帰(人間社会に馴染む)のためのトレーニング中
・他のヒトやワンちゃんが苦手、過剰に反応してしまう
など、理由はワンちゃんによって様々あり、不用意に近づいたり触ったりすると大きなトラブルになる可能性も否定できません。
イエロードッグプロジェクトは、2016年6月にスウェーデンから発祥し、アメリカやイギリスなどの欧米をはじめ広がりを見せています。が、私は今まで実際に見たことがないですし、もしかしたらこのリボンを付けること自体が恥ずかしいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この黄色いリボンはペアレントさんが愛犬のことをしっかり理解している証拠でもあります。また、様々な理由からお散歩をしないという選択肢を取るのではなく、こういった意思表示をしながら愛犬の運動やお互いのコミュニケーションの時間を設けることはとても素敵なことだと私は思います。
このプロジェクトを多くの方に知っていただくことで、今まさに頑張っているペアレントさんやワンちゃん、そしてワンちゃん好きな方々との付き合い方がより改善され、『ペットと人間の生活をより密接なものに』したいですね。