猫だって無視されたくない!猫が嫌がることを理解しよう
私たちは、ペットが幸せで健康的で、より良い理解とより良い関係を築くことを望んでいます。ペアレントが猫をよりよく知ることは、より緊密な関係を築くための良い方法です。本記事では、猫が嫌がることをご紹介します。
猫が嫌がることとは?
・過度に撫でる
すべての猫がスキンシップを好むわけではありません。
触られることが苦手な猫もいますし、長時間触られたくない猫もいます。特に、高齢の猫や野良猫、人間に慣れていない猫によく見られます。
もし猫がうなり声をあげたり、噛みついたり、撫でられて引っ掻いたりするなど、怒っている行動を見せる場合は、どの程度触ると猫が嫌がるかを把握し、可愛いからつい触りたくなってしまいますが…過度にスキンシップを取ることは我慢しましょう。
・無視される
人間でも無視されるのが好きな人はいません。そして、同じことがペットにも当てはまります。猫がペアレントに構ってもらいたいときに、無視をすると、自分に注意を注いでもらおうと、身体をこすったり、ペアレントの前で背中を向けていじけてみたり…。しまいには、機嫌が悪くなり、ペアレントの注意を掴むためにイタズラをし始めるかもしれません。
・大きな音
猫は人間よりもはるかに音に敏感です。猫の耳は自然に音を外耳道に引き込むように設計されているため、猫はとても小さな音までを拾うことができます。そのため、ほとんどの猫は花火や雷、大きな車の音を怖がります。人間にとっては楽しいパーティーの音も猫には騒音であり、怖い思いをしているかもしれません。
・おなかを触る
犬はお腹を触ってもらうのが大好きでですが、ほとんどの猫はお腹を触られることを拒みます。猫にとってお腹はデリケートな部分なので、猫が許容している時以外は触るのを控えてあげましょう。
・抱っこを強要する
猫が嫌がるときは、無理やり抱っこするのは止めましょう。無理に愛情を与えてしまうと、猫はペアレントを避けるようになってしまうかもしれません。
・自分のテリトリーに他者がいる
室内飼いの猫でも、すべての猫に縄張り意識はあります。外に他の猫が侵入してきたり、ペアレントの友人が部屋に遊びに来たりするのを嫌がる猫もいます。複数の猫を飼っている場合は、すべての猫を同じように扱うように気をつけるのも一つの方法です。多頭飼いの猫は、平等に公平に扱われていれば、縄張りを共有することを学び、仲良くなることができます。
・水に濡れること
ほとんどの猫は水を嫌い、濡れることを嫌います。理由の一つは、猫の被毛が濡れていると体重が重くなり、俊敏性が損なわれ、攻撃を受けやすくなるからです。もう一つの理由は、猫が水に対してネガティブな経験をしていたり、逆に全く経験がなかったりすることです。
・アロマ、香水のにおい
猫の嗅覚は敏感です。アロマや香水など刺激の強いにおいは猫にとっては不快なもの。更に、アロマは植物由来成分である精油で、猫には悪影響を及ぼす恐れがあります。本来肉食動物である猫は、植物を消化・分解できず、中毒症状を起こしてしまう危険があるのです。最悪の場合、死に至るケースもあるので注意が必要です。
・柑橘系のにおい
柑橘系のにおいを嫌がる猫は多く、猫のいたずら防止スプレーなどにも柑橘系の匂いが使われたりしています。
・トイレを掃除しない
猫は清潔な動物です。できれば、排泄した度に、掃除してあげましょう。難しければ最低1日1回は必ず猫トイレを掃除して下さい。
〜猫が嫌がってる時の仕草とは?〜
猫が嫌がっている時、言葉では伝えられない代わりに、体を使って仕草で伝えています。その仕草をしっかりキャッチしてあげて、猫のストレスを溜めないようにしてあげましょう。
・目を見開いてジッと見つめてくる
逆に、猫が落ち着いてリラックスしている時は少し半目気味であったり、ペアレントへの愛情表現で見つめている場合はまばたきをしたり目を細めたりします。
まばたきもせずジッと見つめてくる時は、何か不満がありそれを伝えているサインの可能性が高いです。
・耳を後ろに反らす(イカ耳)
耳も猫の気持ちがわかりやすい体の部分です。耳を後ろに反らし、いわゆるイカ耳と呼ばれる状態であった場合、猫は不満を抱え怒っているというサインになります。攻撃的になっている可能性もあるので気をつけてください。
・しっぽを振る
猫は嫌なことがあると、しっぽを早いスピードで左右に振ったり、床にしっぽを叩きつけるような仕草をします。無理に撫でたりして構うのはやめたほうがいいでしょう。
しっぽも猫の気持ちが表れやすいバロメーターであり、しっぽを垂直に立てている時やゆっくりと左右にしっぽを動かしている時は、嬉しい気持ちやリラックスしている気持ちのサインです。
・普段よりしつこく鳴く
猫にも様々な鳴き声がありますよね。いつもよりしつこく鳴いたり大きな声で鳴いたりする場合は、何か不満がありペアレントに訴えようとしているのかもしれません。
最後に
人間と同じく、猫も個々によって好き嫌いがあります。
その子の苦手なものを理解してあげることで、最近お家に迎えた猫ちゃんとも早く仲良くなれますし、より強い絆を生むことができます。生活から排除することができない音やシャンプーの際、水に濡れることなどは褒めてあげたりご褒美を与えるなどして徐々に慣らしていきましょう。これらは大人になってから慣らすことは難しいので、なるべく子猫のうちから慣らすことをおすすめします。
猫が嫌がることはなるべく避けていきたいところですが、時にはそれが難しいこともありますよね。猫の気持ちを素早くキャッチしてあげてより良い関係を作っていきましょう!