【安全?危険?】猫のまたたびについて
キャットニップ(またたび)とは?
猫にとってキャットニップがどれほど重要なものか知っていますか?キャットニップという言葉を聞いたことはあっても、それが何なのかを正確に知らない人もいるでしょう。では、キャットニップとは一体何なのでしょうか?
キャットニップはミント科のハーブの一種。ネペタラクトンという複雑な物質からなるキャットニップは、猫たちにさまざまな反応をもたらします。匂いを嗅ぐ、舐める、擦る、活発になる、時には、攻撃的になることもあります。
専門家によると、キャットニップは猫に幻覚効果をもたらすことが多いといいます。キャットニップは、猫に擦りつけることで猫の嗅覚系に作用します。猫に与えるキャットニップの量には注意が必要です。
反対に、猫がキャットニップを摂取した場合には、その効果はなくなります。この場合、キャットニップは刺激物ではなく鎮静剤のように作用し、猫が常に穏やかに過ごせるようになります。一般的に、効果は1時間程度持続します。効果は、60%以上の猫がキャットニップに反応を示すという説もあります。
キャットニップの健康効果
猫がキャットニップを摂取することで得られる、いくつかの健康上のメリットをご紹介します。ほとんどの猫の場合、痛みを和らげ、引っかき傷や傷口を治すのに役立ちます。キャットニップは、猫に快適で穏やかな反応をもたらします。
さらに、キャットニップは猫の気分を高める効果もあります。猫が少し不機嫌そうにしていたら、キャットニップを与えると気分が良くなるかもしれません。また、キャットニップを摂取することで、猫の不安感が軽減され、落ち着いた状態を保つことができます。
キャットニップはどのくらい与えればいいの?
猫がキャットニップから得られるメリットはたくさんあるので、猫が好きなだけキャットニップを与えたほうがいいのではないかと思うかもしれませんが、それは禁物です。キャットニップを与えすぎると、過剰摂取になったり、猫の健康に悪影響を及ぼしたりします。キャットペアレントとしては、絶妙なバランスを取る必要があります。ここでは、注意すべき点をご紹介します。
おやつとしてのキャットニップ
キャットニップは猫にとって健康的で楽しいおやつですが、適度な量が必要です。実際、おやつとして与えるのは1日に1〜2回程度にしておきましょう。キャットニップを適度に与えることが大切です。
《少量ずつ与える》
猫は人間よりも嗅覚が優れているので、少量のキャットニップでも楽しむことができます。 過度に攻撃的な猫にはキャットニップを与えないようにしましょう。キャットニップは猫の感覚に影響を与えるため、時に攻撃的になることがあります。このような場合は、猫にキャットニップを与えるのをやめることをお勧めします。
《与えすぎはよくない》
キャットニップを与えすぎると、猫が吐き気を催すことがあります。また、キャットニップを与えすぎると、猫の腸管に影響を与え、消化器系にダメージを与えてしまいます。まれに、キャットニップの過剰摂取により、歩行困難になることもあります。猫にキャットニップを与える際には、この点を十分に注意しなければなりません。
キャットニップを与える際の注意点
猫のペアレントが注意しなければならない必要な事項をご紹介します。
・猫にキャットニップを与える場合は、生後3ヶ月以上の猫であること。少量から始めて、あまり頻繁に与えないようにしましょう。前述のように、猫にはおやつとして与えることをお勧めします。
・猫がキャットニップを摂取する際には、特に匂いを嗅いだり味わったりするための安全な環境が必要です。この雰囲気を与えてあげましょう。
・猫がキャットニップを摂取することで攻撃的になった場合は、キャットニップの供給を中止してください。
・多くの猫がキャットニップにアレルギーを持っている可能性がありますし、食べさせると目に見えない副作用が出ることもあります。そのため、キャットニップを与える前に獣医に相談してください。