猫は雷雨が怖い?怖がる猫を落ち着かせる方法

雨の日は気分に影響する?

人間でも雨が嫌いな人もいれば、好きな人もいます。一般的に、ほとんどの人が雨を嫌うのは、計画している多くのことを妨げるからです。雨がさまざまな方法で人間に影響を与えることは否定できません。雨は気分や野外活動に影響を与えることは確かで、ペットにも当てはまります。猫は雨によって不安になることがあります。キャットペアレントとして、猫の行動とその理由を理解することが大切です。理解が深まれば、より良い関係が築けます。本記事では、雨が猫に与える影響をご紹介します。

 

水への嫌悪

猫は基本的に水に濡れることを嫌います。室内飼育の場合は雨の日でもこの心配はありませんが、室内にいても猫を晴れやかな気持ちにはさせません。

猫が水を嫌う理由はいくつかあります。

1つ目は、猫の毛は犬に比べ脂分が少なく、水を弾かず、毛が濡れやすいことです。これにより、身体が重くなり、俊敏性が大きく損なわれてしまうため、不快感を与えてしまうことになります。
さらに、人間と同じように、猫も外が寒いと濡れるのをより嫌がります。猫の毛には寒さからも暑さからも断熱効果があります。そのため、毛が水浸しになると低体温症になるほど体温を失ってしまう可能性もあります。

2つ目は猫の嗅覚は人間に比べて非常に敏感です。猫の嗅覚は、蛇口から出てくる水に含まれた化学物質をも嗅ぎ分けることができます。おそらく水道水の臭いが嫌で、濡れるのを嫌がる子もいるのでしょう。


雷の恐怖

雷雨は猫のほとんどにとって非常に不安なものです。雷が鳴り始めると大きな音が恐怖となり、どこかへ隠れる傾向があります。これは、猫が驚くほど敏感な聴覚能力を持っているためです。猫が聞き取れる最高音域は65kHzまでで、これは人間よりも2オクターブ近く高い音です。猫にとって一般的な「怖い」音は、掃除機や雷雨です。大きな音に対する恐怖に苦しんでいる猫は、雷が始まる前に不安な行動を表示し始めることがあります。屋根の上の雨粒の音、明るい光の閃光、気圧の低下さえも不安を煽るのに十分な場合があります。


猫を落ち着かせる方法

雷が鳴ったときに猫をなだめる方法をご紹介します。

猫は人間の気持ちを拾うので、キャットペアレントの態度がカギになります。もし、キャットペアレントのあなたがこれから予想される嵐に不安を感じているなら、猫もそれを察知して神経質になり、ストレスを感じてしまうでしょう。冷静にしていることが、猫の安心感につながることを心に留めておきましょう。このように、嵐の日、雨の日には落ち着いて過ごせるようにキャットペアレントが頑張ることが大切です。雷の音から気を紛らわせるために、猫を慰めたり、遊んだりしてあげましょう。そして、安心できる場所や隠れられる場所を与えてあげましょう。


最後に

人間同様、猫も雨や雷に嫌悪感や恐怖を感じることがあります。出来る限り、一緒にいてあげるようにし、遊んだり触れ合ったりと気を紛らわせてあげましょう。もし、お留守番をさせなければならない日にこういった悪天候の予報があった場合は、カーテンを閉めたり、ベランダにある洗濯竿にかかっているハンガーをしっかり片づけるなどして、なるべく音や雷の光を感じさせないように工夫し、隠れられるような安心するベッド等を与え、お家を出るようにしましょう。