猫と相性のいい犬種って?
猫と犬は同じ屋根の下で一緒にうまく生活できるのでしょうか?
これは多くのペアレントが抱く疑問です。
結論を言ってしまうと・・・
猫と犬は同じ屋根の下で生活することができます。さらに、個々で性格は異なりますが、猫と比較的仲良くなれる犬種もいます。
今回のマガジンは猫と相性の良い犬種をご紹介します。
猫と相性が良い犬種
ビーグル
ビーグルは、元々猟犬として飼育されていた為、優れた嗅覚を持ちます。狩猟の際、大きな群れで狩りをしていた名残があり、群れの中の他個体とうまく関係性を築くことが得意です。このことから、ビーグルは猫を群れの一員と考えるため、猫との生活を比較的楽しむことができるでしょう。
バセットハウンド
バセットハウンドは、香りを嗅ぎ分けるのが得意な犬です。控えめな性格で、フレンドリーで忍耐強い犬です。他の犬のように暴れたりせず、温厚なので、猫に好かれるでしょう。
ブルドッグ
ブルドッグはフレンドリーでのんびりした性格なので、猫ともうまく生活できるでしょう。しかし、ブルドッグ特有の体格と外見は、猫にとって威圧感があるかもしれません。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
とても愛情深く、どんな状況にもすぐに適応できます。忠実な愛玩犬として、人間や猫をはじめとするあらゆる動物に愛情を注ぐでしょう。
ゴールデン・レトリバー
ゴールデン・レトリバーは、世界で最も人気のある犬種のひとつです。彼らはその穏やかな性格と、賢さで愛されています。人懐っこく、気立てが良いのが特徴です。ほとんどの場合、猫とうまく共存することができるでしょう。
プードル
プードルは賢く、穏やかな気質を持った犬です。
プードルは、スタンダード、ミニチュア、トイのすべての種類で猫と一緒に平和に暮らすことができるでしょう。
ラブラドール・レトリーバー
ラブラドール・レトリーバーのエネルギーレベルの高さは、彼らの愛情深い穏やかな性格に匹敵します。人間や動物、誰とでも仲良くなれる、最も友好的な犬の1種といえます。
ニューファンドランド
ニューファンドランドは、穏やかな態度と膨大な忍耐力を持っていることで人気があります。多頭飼いの場合、群れの一員として活躍してくれます。
猫と仲良くなるのが難しい犬種
すべての犬種が猫と仲良くできるわけではありません。猫を苦手とする代表的な犬種は「テリア」といわれています。しかし、これらの性格や本能は一般論ですべての犬が当てはまるわけではありませんので、猫と仲良くできる子もいます。
猫と犬を仲良くさせるためのポイント
猫を既に飼っていて新しい犬を迎え入れる場合、その先住猫が受け入れてくれるかどうかはとても大切です。猫と犬を仲良くさせるポイントをご紹介します。
1.徐々に慣れさせる
始めて対面させるときはしばらくは距離をとりながら様子をみて、猫と犬を無理に近づけないようにしてください。まずはお互いが同じ空間にいてもリラックスできるような関係性をめざしましょう。
留守中や夜に起きるトラブルを防ぐため、お互いがリラックスできるまで犬と猫を一緒しないようにしてください。
2.習性を理解する
猫は、必要以上に犬がかまってくるのをストレスに感じることもあります。猫は高い場所が好きなので、棚の上にクッションを置くなどして猫が安心できる空間をつくってあげましょう。犬がこないスペースをつくることも、一緒に暮らすうえでポイントになります。逆に犬は狭い場所を好む傾向があります。部屋の隅にケージを置くなど犬用の空間をつくって落ち着ける場所をつくってあげましょう。
3.食事
犬は基本的になんでも食べる雑食ですが、猫は肉食です。体に合わないものを食べると、病気になる可能性があります。お互いのご飯を食べてしまわないようにそれぞれ専用の食器を用意する、食べる時間と場所を分けるなど工夫する必要があります。
多くの犬種から猫に合う種類を見つけるのは大変なこと。今回ご紹介させて頂いた犬種でも、個々の性格があるので、必ずしも猫と相性が良いかはわかりません。先住猫がいる場合は、その子のかかりつけの獣医さんに聞くのもいいでしょう。また、保護団体さんでは、トライアルと言われる、ご家庭に合うかどうかお試しできる期間を設けているところもあります。そのようなものも利用するのもいいかもしれませんね。