【犬の問題行動】犬がしっぽをぐるぐる追う理由
なぜ犬は自分のしっぽを追いかけるのでしょうか?
自分のしっぽを追いかけることは、テイルチェイシングとも呼ばれる犬の行動です。尻尾を追いかける行動は、行動上の問題のサインであることもあります。人間と同様に、犬も強迫性障害を発症することがあり、時には、これらの障害により、犬は自分自身を噛んだり舐めたりするようになります。また、明らかな理由もなく尻尾を追いかけてしまう犬もいます。子犬の中には、自分のしっぽが自分の体にくっついていることを意識していないかのように行動する子犬もいます。子犬が飽きてしまったときに、しっぽを追いかけ回すことで、退屈を解消しているように見えます。本記事では、犬がなぜ自分のしっぽを追いかけるのか紹介します。
犬がしっぽを追う理由
- 退屈
犬がしっぽを追いかけるのは、犬が退屈しているからです。これは特に子犬に当てはまります。子犬は尻尾が体の一部であることに気づかず、おもちゃとして認識しているかもしれません。一般的に、犬が年齢を重ねるにつれて、このような遊びは減少していきます。
- 外部寄生虫
もし犬がしっぽをよく追いかけ、しっぽをかじったり噛んだりしようとしているのに気づいたら、獣医さんに診てもらうことをお勧めします。ダニやノミが寄生していたり、他の病気にかかっていたりするため、犬がしっぽを追いかけてくることもあります。
- 強制性障害(常同行動)
犬によっては、尻尾を追いかける行動が表れる強迫性障害を発症することがあります。監禁、物理的虐待、過去の怪我やトラウマ、分離不安など多くの理由が考えられます。これらの問題には必ず対処する必要があります。
- 遺伝学
ジャーマンシェパードやテリアのような犬種は、他の犬種に比べて、年をとるにつれても、尻尾を追いかけることが多くなる傾向があります。犬があまりにも長い間室内に閉じ込められている場合に、さらに起こりやすくなります。
最後に
ストレスが原因でしっぽを追いかけている場合、犬がしっぽを追いかけているとき、ドッグペアレントは絶対に反応しないでください。叱ったり、気を紛らわせるためにおやつをあげたりすると、犬はかまってもらえていると勘ちがいしてしまいます。すると、ドッグペアレントの気を引くためによりしっぽを追いかけるようになってしまう可能性があります。しっぽを追いかけている時ではなく、日常生活から改善してみましょう。
また、強迫性障害(常同行動)の他にも癲癇などの疾患を患っている可能性もあります。犬がしっぽを追いかけるのを見かけたら、頻度やどんな時にその行動が表れるかをチェックし、獣医師に一度相談することをおすすめします。