現役獣医師のおすすめ!HEKAグレインフリードッグフードで愛犬をより健康に Vol.4

こんにちは、獣医師の原 駿太朗です。


このシリーズはドッグペアレントの多くが抱えるお悩みに対して考えられる原因、獣医学的な解決の考え方、その悩みをHEKAがどう解決してくれるのかを深掘りして紹介するシリーズ企画です。

この企画もあっという間に4回目となりました。これからもなるべくドッグぺアレントの皆様に伝わりやすい文章になるよう努めていきますのでよろしくお願いいたします。

さて、今回は「ハミガキを全然させてくれない・・・」というお悩み。

デンタルケアに関するお悩みが増えていることはドッグペアレントの皆様の意識が高くなってきているからこそだと思います。

歯周病はワンちゃんの生活習慣病で最も多いと言われており、様々な全身性疾患のリスクになることが報告されています。

ワンちゃんの歯周病を予防するためにはお家でのデンタルケアが必須です。しかし残念ながらワンちゃんの多くはハミガキがとても苦手。歯周病予防には間違いなく一番効果的なのですが、ほとんどの場合ハミガキができるようになるまでに時間と根気を必要とします。
しかし毎日のようにたまっていく歯垢や歯石はそれを待ってはくれません。

 

多くのドッグペアレントが抱えるデンタルケアのお悩みにもHEKAグレインフリードッグフードがひとつの解決策になるのです。

それではデンタルケアに困っているペットペアレントの皆さんをHEKAグレインフリードッグフードがどのように手助けをしてくれるのでしょうか?一緒にみていきましょう。

 

 

お家でのデンタルケアの目的は「歯垢をためて歯石にさせないこと」

HEKAグレインフリードッグフードがどう役立つのかについてお伝えする前に、お家でデンタルケアをやることが健康な歯を保つためになぜ必須なのか少し勉強しておきましょう。

そもそも歯垢とはなんでしょう?食べかすだと思ってる方が多いと思いますが実は違います。

歯垢の主な成分は唾液中の糖やタンパクが歯の表面についてできるペリクルという膜です。そこに細菌が定着してバイオフィルムを形成することで歯垢となっていきます。こうしてできた歯垢はだいたい口の中で3〜5日程度でミネラルが沈着して固い歯石に変化していきます。

つまり食べることとは関係なく歯垢はでき、少なくとも3日に1回はデンタルケアをしていかないと歯垢はどんどん歯石としてたまってしまうのです。

いったん歯石になってしまうと家でのデンタルケアでは取ることができません。動物病院で全身麻酔をかける治療(スケーリング処置)が必要になってしまいます。

 

デンタルケアには色々な方法がありますが、最も歯周病予防に対して有効なのがブラッシングです。理由は歯周ポケットと呼ばれる歯と歯ぐきの間をケアできる唯一の方法だからです。しかし最初からハミガキが上手にできるワンちゃんは本当にごくわずかです。

ハミガキを練習する時はまず、指サックやガーゼで歯を磨くところから始めるといいと思います。その時は歯周ポケットにもなるべく入り込んでくれるジェルタイプの製品などを一緒に使うと良いと思います。perromart.jpで発売されているドッグハピネスはみがきプラスは口臭予防にも効果がありますしオススメです。

 

HEKAグレインフリードッグフードがどのように毎日のデンタルケアに役立つのか

ドライフードの方がウェットフードよりワンちゃんがよく噛んで食べることから、歯垢が付きづらいと言われています。

しかし、最近のドライフードの傾向として、食べやすさばかりを意識してしまい、小粒タイプのものが多く感じます。いくらドライフードでも小さくて噛む必要がなく丸飲みしてしまうのであれば歯垢をつきづらくするメリットはなくなってしまうと私は考えています。

HEKAグレインフリードッグフードが少し大きめの粒に作られていることはお悩み③の記事でも触れました。目的はよく噛んでもらうためでしたね。

ここで科学的に考えられるよく噛むことよるメリットをご紹介します。

1つ目のメリットは唾液の分泌促進効果です。
大きめのものを噛み砕くことでの物理的な研磨作用はもちろん噛む運動は唾液の分泌も促進してくれます。唾液には食べかすや汚れを洗い流してくれる効果や抗菌効果、ph緩衝効果などがあります。そのためヒトの歯科学においても唾液の量を増やすことは虫歯や歯周病予防になるのでとても重要な要素として考えられています。

もうひとつのメリットは歯肉の血流促進効果です。
噛んで食べ物を砕く時に歯や歯肉には圧力がかかります。実はその圧力がかかることが歯肉に対しては自然のマッサージとなるのです。結果として歯肉への血流量が増すので歯肉はより健康に発達してくれます。歯肉が発達すると歯に対してより密着するようになるのでその歯周ポケットができづらくなるのです。

 

加えてHEKAグレインフリードッグフードは自然の力でワンちゃんを癒すことをコンセプトに様々なハーブも加えられています。ブラックベリーの葉に含まれるタンニンには歯肉炎をおさえる作用があることも知られており、お口の健康の維持に効果を発揮します。

ただし、食事だけで完全に歯周病を予防することはやはり難しいと思います。ハミガキをはじめとしたデンタルケアも並行して慣らしていくべきだと思いますが、意識的に噛む回数を増やすことで普段から歯垢がつきづらい食生活になりますのでデンタルケアの負担も間違いなく減らしてくれるでしょう。

最後に、犬の祖先であるオオカミは、獲った獲物の皮や骨を食べれるサイズに噛みちぎる時、摩擦などで歯垢が除去されるため、ほとんど歯に歯石がついていないそうです。噛むことは本当に大切なことなのですね。

〜まとめ〜

  • 歯周病はワンちゃんに最も多くみられる疾患
  • 口腔内だけでなく様々な病気との関連が報告されている
  • 歯周病予防にはご自宅での毎日のデンタルケアがなにより大切
  • デンタルケアで最も良い方法はハミガキ
  • 毎日の食事からよく噛む習慣をつけて、歯垢をたまりづらくすることができる!

大きめの粒のHEKAグレインフリードッグフードをよく噛んで、毎日の食事から健康的なお口を維持していきましょう。