【犬のお風呂徹底解説】正しいシャンプー方法と嫌がる犬ちゃんのおすすめ攻略法

お風呂の時間は、多くの犬とドッグペアレントにとって、大イベントです!

お風呂場やシンクなど狭い空間が苦手な子もいれば、水が嫌いな子もいるでしょう。そういった犬たちを落ち着かせることはとても難しいことです。これが毎月、または毎週のイベントだと想像すると。。。

今回の記事では、お風呂の時間に悩む犬とドッグペアレントの方のために、お風呂時間をストレスの少ないものにする方法をお伝えします。


お風呂の準備

食前後の入浴は避け、愛犬の体調の良い日にお風呂に入れてあげましょう。

何事も準備が肝心!犬を連れてくる前に、入浴の準備が非常に重要です。お風呂に入ってからは必要なものがすべて手の届く範囲におきましょう。お風呂の最中にドッグペアレントが立ち上がって何かを取ることや、お風呂の外に出ることは避けることで犬がお風呂から脱出するタイミングもなくなりますし、お風呂の時間を短くできます。

シャンプーとタオルの基本的な備品とは別に、滑り止めマットをバスタブまたは犬が立つ床に置くことをお勧めします。こうすることで、滑り止めになり、シャンプーのぬめりの影響を受けません。


お風呂前の運動

お風呂の前にはできる限り運動をしましょう。良い運動の後、犬はエネルギーを消費するため、水を一杯飲んで体温を冷やしたいと思っています。体温が冷えた後の犬は落ち着き、運動の疲れもあり、お風呂時間の抵抗が減ります。


お風呂前のブラッシング

お風呂前にすべての毛のもつれや汚れをブラッシングすることで、お風呂の時間を短縮できます。ブラッシングをすることで落ち着くようになると、シャワーを浴びる準備が整いお風呂時間がスムーズになります。

大好きなおやつやおもちゃ

大好きなおやつや特別なおもちゃがありますか?それらは入浴中に活躍します!例えば、入浴中じっとしていてくれた時のご褒美。もしくは、犬が入浴中にお風呂から気をそらす必要がある時にあげることも良いです。中には、お風呂の壁や浴槽の側面にピューレ状のおやつを塗る方もいらっしゃいます。この方法は、犬を洗っている間に犬が食べるのに夢中になり、入浴時間が楽しい時間に変わります。

また、お風呂の後におやつやおもちゃを与えると、「お風呂に入ると遊べる」「お風呂に入ると美味しいおやつがもらえる」とお風呂の時間に対してポジティブな印象を持つようになります。

正しい方法で行う

非常に重要なことですが、犬を入浴させるときは、適切な方法で行うことが不可欠です。もしお風呂時間でネガティブな経験を重ねてしまうと、その印象を元に戻すことが難しくなります。そのため正しい方法を理解しましょう。

  1. まずは、しっかり適温の水で被毛の汚れを洗い流す。
  2. シャンプーを適量泡立て、優しくこする。
    この時、泡が皮膚まで届くようにしましょう。
  3. 洗い残しがないように適温の水で洗い流す。
  4. タオルドライをしっかり行なう。
  5. ドライヤーで完全に乾燥させる。

 

【ポイント】

  • リードを着用

どうしても動いてしまう場合は、リードを着用し、コントロールできるようにしましょう。濡れたままリビングルームへ走り出すことも防ぐことができます。

  • 使用するシャンプーの確認

シャンプーには日常の汚れを取り除くものやコンディショナーを含むもの、薬用のものまでさまざまな種類があります。容量と用途をしっかり確認して、それに則り、使用しましょう。そうすることで、シャンプーの最大限の効果を発揮します。

  • ぬるま湯を使用する

ぬるま湯は35~36度が目安です。冷たい水は犬に衝撃を与える可能性がありますし、人間同様やけどもします。

 

  • 水や石鹸の泡を目や耳に近づけない

私たちと同じように、水と石鹸を目に入れるのは犬にとって煩わしく、痛みを伴うことがあります。また、耳に溜まった水は、二次的な耳の感染症を引き起こす可能性があるため、自宅で行なうのが難しければ、顔を避けることをお勧めします。その場合は、濡らしたバスタオルを使用して、犬の顔を拭いてあげてください。


  • よくすすぎ、しっかり乾かしましょう

流し残しの乾燥した石鹸や泡は皮膚を刺激する可能性があるため、しっかりとすすぎましょう。犬の被毛が長く密度が高い場合、すすぐ時間がより多く必要になります。大変かもしれませんが、重要なステップなので頑張りましょう。。入浴後、大きなタオルを使って犬の被毛のすべての部分を優しくこすります。ドライヤーで長時間乾かすと、皮膚が乾燥してしまったり、ドライヤーの音を嫌がる子もいると思いますので、タオルドライをしっかり行ないましょう。この時、ドライやーと皮膚の距離が近すぎると、火傷してしまう場合がありますので、ドライヤーと皮膚との距離に注意しましょう。被毛に乾いたバスタオルを当てながらドライヤーをすると、直接熱風が当たることもないですし、早く乾かすことができるのでおすすめです。

 

お風呂の頻度はその子によって様々ですが、楽しいイベントの1つとなるようドッグペアレントが工夫してあげましょう。皮膚や被毛を健康に保つには、定期的なシャンプーが欠かせません。ご自宅でのシャンプーが難しい場合は、トリミングサロンはもちろん、動物病院でもシャンプーを行なっている所もあります。