ペットの周りでの喫煙は、ペットの健康に害を及ぼす?

タバコは犬や猫に害を与えるのでしょうか?

喫煙が人間の健康に影響を与えることは周知の事実ですが、あなたのペットはどうか。ペットの周りでタバコを吸うことは、ペットの健康に悪影響を及ぼすのか。

多くの人は、喫煙が人間に危険を及ぼすだけでなく、ペットを含む喫煙者の周りの人々にもリスクをもたらすことを認識していません。タバコの煙には4,000種類以上の化学物質が含まれており、その中には床洗浄剤、防虫剤、塗装剥離剤、殺虫剤などの成分表によく見られる化学物質も含まれています。

最近の研究では、これらの化学物質にさらされることで、ペットの健康が危険にさらされることが証明されています。

  • デイリー・テレグラフによると、グラスゴー大学の科学者は、猫が受動喫煙の影響をより強く受けることを発見しました。これは、猫が自分で毛づくろいをすることで、体内に取り込まれる煙の量が増えるためではないかと考えられています。一方、喫煙者と一緒に暮らしている犬は、非喫煙者の家庭にいる犬に比べて、去勢手術後に体重が増加することが観察されました。


このように、家庭内で煙にさらされることが、がんの発症など犬猫に直接的な影響を与えていることがわかりました。また、避妊手術後のオスの犬の睾丸を調べたところ、喫煙家庭の犬は細胞の損傷を受けやすく、それが短命につながる可能性もわかりました。

  • オクラホマ州立大学の研究者による調査では、喫煙者と一緒に暮らしている犬は、禁煙の家で暮らしている犬に比べて、呼吸器系の病気にかかりやすく、肺がんを発症しやすいことがわかりました。

 

  • 2002年のタフツ大学の研究では、喫煙者のいる家庭で暮らしている猫は、非喫煙者の家庭で暮らしている猫に比べて、猫のがんの中で最も多い悪性リンパ腫を発症しやすいことがわかりました。リンパ腫は、発症した猫の4頭のうち3頭が12ヶ月以内に死亡すると言われています。


ペットは小さな子供のようなものです。私たちがタバコを吸っていると、ペットも吸っていることとなります。ペットは何でも口に入れてしまいますし、家具や膝の上を嗅いだりします。だからこそ、家の中の有害化学物質によってペットが被害を受ける可能性があるのです。家の外でタバコを吸うことで少しは改善されますが、喫煙の影響が根絶されたわけではありません。煙の残留物が衣服や家具、皮膚に残ることが多いからです。

カレン・ベッカー博士によると、ペアレントの喫煙習慣は、高濃度のニコチンやその他の有害物質を含むタバコや葉巻の吸い殻を摂取するなど、意外な形でペットに害を及ぼす可能性があるため、注意しないといけません。

ごく少量の煙を吸い込んだだけでも、ペットに悪影響を及ぼす可能性があるので、喫煙をするときは十分に注意をしましょう。