愛犬を守ろう!リーシュと首輪の安全性
シンガポールではリードを付けずに犬を散歩させるのは違法?
perromartの本社があるシンガポールの多くの地域では、一般市民とペットの健康と安全を守ることを主な目的として、リーシュ法が制定されています。すべてのドッグペアレントがこの法律を守れば、動物に噛まれたり、事故にあったりすることは大幅に減らすことができます。また、犬をしっかりリーシュで繋いでおくことで、野生動物を追いかけたり、殺したりするのを防ぐことができます。
なぜ犬にリーシュが必要なのか?
・屋外での散歩の際に、犬が隣人の敷地に侵入するのを防ぐことができます。
・散歩中に出会った人に犬が飛びつくのを防ぎます。
・きちんとお散歩トレーニングされた犬は、ドッグカフェやドッグラン等にも出かけることができ、散歩するのが楽しくなります。
・犬同士の噛み合いやネズミ等の野生動物を食べてしまうことで感染するイヌパルボウイルスやジステンパーなどの病気や寄生虫にかかるリスクが少なくなります。
・交通事故を防ぐことができます。
・入院や旅行等犬を連れていけない状況になり、誰かに預けることができます。
・ゴミや他人の食べ物、あるいはウンチなど、有害なものを食べてしまうのを防ぐことができます。
なぜうちの犬はいつもリードを引っ張るの?
愛犬にとって、屋外でのお出かけはとても楽しみなことです。そのため、ドアを開けた途端にリードを引っ張るのも不思議ではありません。また、犬は本能的に強化された行動や報酬を得た行動を繰り返します。さまざまな匂いや音、景色など、大自然の中で五感を刺激されることで、ドッグペアレントの前についつい出たくなるのです。リードを引っ張るのは優越感の表れではなく、犬が外に出たくて興奮しているだけです。
犬がリードを引っ張らずに歩けるようにするには、どうすればよいのでしょうか?
リードのしつけは、基本的な服従訓練、ハウストレーニング、クレートトレーニングと並んで、子犬の基本的なしつけの1つです。ここでは、子犬のリードトレーニングの手順をご紹介します。
まず、子犬に首輪やハーネスをつけることに慣れさせ、慣れてきたらリーシュを導入しましょう。美味しいおやつをあげて、リーシュに慣れさせるようにします。
子犬が首輪やハーネス、リーシュを問題なく使いこなせるようになったら、今度は実際に外に出て、短いリーシュでの散歩を始め、子犬の行動を見てみましょう。一口サイズのおやつを用意して、上手に歩けたらご褒美をあげましょう。引っ張り始めたら、名前を呼んで、数歩離れます。ついてきたら、すぐにおやつをあげてその行動を良い行動だと強化していきましょう。
首輪やリーシュに関するQ&A
ロープ製のリーシュは犬にとって良いもの?
ロープリーシュは、登山用のロープと同じ素材で作られています。耐久性と快適性に優れているため、犬のリードとして人気があります。ロープリードは、犬がリードを強く引っ張った場合に、ドッグペアレントの腕や肩を保護する役割も果たします。
バンジーリーシュは、犬のためのリーシュの最高のタイプの一つです。バンジーが衝撃を吸収するように設計されているので、引っ張りが強い犬には最適です。犬がボルテージを上げてリードを強く引っ張っても、バンジー部分が衝撃を吸収してくれるので、手や腕へのジャリジャリ感が軽減されます。バンジー・リーシュの中には、ウエスト・リーシュとしてベルト等に装着できるものもあります。
犬には常に首輪をつけておくべき?
首輪は常時着用しておくのがおすすめです。例えば、鑑札のついた首輪をつけておけば、迷子になったときにすぐに見つけることができます。いつ起きるかわからない災害時の防災としても、鑑札が着いた首輪は大切です。しかし、常に首輪が当たっている被毛部分が稀に蒸れたり、脱毛が起こることがあります。自宅等で犬が絶対に逃げない環境の場合は、首輪を外してあげることで、常に首輪が当たっている被毛を休ませてあげることができますので、定期的にしてあげましょう。
犬の散歩は、首輪とハーネスのどちらをつけるべき?
首輪とハーネスの違いですが、多くの獣医師やプロのドッグトレーナーは、次のような理由から、犬にハーネスを装着させることを推奨しています。
・ハーネスをつけることで、ドッグペアレントが犬をコントロールや管理がしやすくなります。
・ハーネスは、子犬にリードトレーニングを行う際の便利なアイテムとなります。
・ハーネスは犬の体にかかる圧力を分散し、犬の首や背中への負担を軽減します。リーシュを引っ張り続けることでデリケートな体を痛めてしまう超小型犬には最適です。
・脱走癖のあるワンちゃんには、ハーネスを装着させるのが一番です。すり抜けて外れてしまう危険性のある首輪と違って、ハーネスは犬が逃げ出しづらい構造になっています。