【猫のしつけ方】イタズラ好きの猫でも楽しくできるトレーニングのポイント

この記事は猫と暮らしている人に向けたしつけやトレーニングの方法をまとめた記事です。

これから飼うことを考えている方や、飼い方全般について広く知りたい方はこちらの記事をまずご覧ください。

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猫も犬と同様にトレーニングできるのか?という質問を多くのキャットペアレントから受けます。この質問の答えはイエスでもあり、ノーでもあります。

猫は社会的な生き物ですが、犬ほど社会的ではありません。彼らは独立心が強いため、トレーニングを始めても、マイペースに歩き回ったり、興味がないように見えるかもしれません。犬は主に人と仕事をするために飼育されていましたが、猫は害虫を退治するために飼育されていました。今飼われている猫は野生の猫から飼い猫に進化され、猫は犬比べて飼い主に褒められようと思ってコマンドや芸をしようとはしません。これは猫にやる気を起こさせるのが簡単ではないことでもあります。創造力と忍耐力、そして本当に特別なおやつとの組み合わせが、猫をトレーニングに興味を持ってもらうために必要です。

 

猫をトレーニングするメリット

猫のトレーニングは、良い行動や望ましい行動には何かご褒美を与え、望ましくない行動には何もご褒美をあげないという正の強化に基づき行ないましょう。猫がトレーニングをすることでメリットはたくさんあります。猫を身体的にも精神的にも刺激を与えることができるので、猫の健康を維持できます。また、トレーニング時間は、猫との絆を深めるのに最適な時間で、、猫に役立つ行動や望ましい行動を教えることだけでなく、猫との楽しい時間にもなります。猫をトレーニングをすることでさらに家族の一員となり、誰とでも、ほかのペットでも友好的に交流できるようになるでしょう。

 

トレーニングの準備

猫のトレーニングを始める前に、目標を設定しましょう。愛猫に学んでもらいたいことことをリストアップし、どのようなコマンドにするか考えてみましょう。この情報を始めからしっかり考えておくことで、よりよいトレーニングの成果が生まれます。愛猫のための最も一般的なトレーニングは以下のようなものがあります。

  •  トイレトレーニング
  • ペアレントへの忠実なコマンド
    ー来させる、待たせる、座らせる、伏せさせる、ハイタッチなど
  • グルーミング中に大人しくしてもらう
  • 噛みグセの解消させる
  • 歯みがきをさせる
  • 調理台に飛び乗らないようにする
  • 爪切りをさせる
  • 社会性を持たせる
  • 猫同士の攻撃性を解決する
  • 車に乗ることに慣れさせる
  • 尿マーキングの解消させる
  • 引っ掻かないようにさせる
  • クレートやキャリートレーニング

 

トレーニングするポイント

  • トレーニング時間はなるべく短くする

猫の集中力は短いため、トレーニング時間は短時間で行う必要があります。また、毎回のトレーニングで猫が興味を持つこともなかなか難しいでしょう。猫のボディランゲージをしっかり理解し、猫が飽きたらトレーニングを中止し、猫の気分を尊重してあげることが大切です。        

また、人間と同じように、猫によって学習曲線は異なり、学習が早い猫もいれば遅い猫もいます。

 

  • 一度のトレーニング時間に一つの学習

トレーニングが楽しくて、一度にすべてを学ばせたい気持ちも分かりますが、我慢しましょう。猫のトレーニングは小さなことから、一度のトレーニング時間に一つを学習させることです。猫がトレーニングを達成できたら、次の学習に進みます。たとえば、新しい子猫を家に迎え入れた場合、最初のトレーニングとして、トイレトレーニングが挙げられるでしょう。その次に、子猫を多頭飼いであれば他のペットに会わせたり、グルーミングやキャリートレーニング などをしていきます。

 

  • 家のさまざまな場所でトレーニングする

愛猫をトレーニングするときは、家のさまざまな場所で行ないましょう。たとえば、新しい猫を他のペットに紹介するときは、リビングルームだけでなく、家の他の場所でも会わせるようにし、どこにいても社会性を保てるようにしましょう。もう1つの例は、トイレトレーニングです。猫用トイレを家のさまざまな場所に置くと、より早く学習することができます。

 

  • 全員で協力する

猫のしつけには、家に住んでいる全員が参加することが重要です。これは、絆を深める上で重要です。したがって、猫のトレーニングを始める前に、全員が同じコマンドを使うようにし、愛猫のトレーニング目標や達成度を全員で共有しましょう。

たくさんの人や他のペットと関わることで、社会性を築き、誰とでも、ほかのペットとでも友好的に交流することができます。新しい人に愛猫を紹介するときは、愛猫を不安にさせないように一度にたくさんの人に会わせないようにしましょう。また、最初の数回は接触を控えてもらうように依頼する必要もあります。

 

  • “正の強化”でトレーニングする

多くのプロのアニマルトレーナーは、正の強化に基づくトレーニングを推奨してます。美味しいおやつを与えたり、猫の喜ぶ個所を触ってあげながら、、たくさん褒め、遊びの時間を増やしてあげることで、早く学習していきます。。うまくやれば何かうれしいことが待っていると愛猫が理解すれば、トレーニングのやる気につながります。愛猫を褒めてあげるときは、耳の後ろや頭を優しく撫でたりしながら、優しい明るい声をかけてあげましょう。

また、クリッカーは正の強化トレーニングにも使用できます。クリッカーのカチッという音を聞かせてからご褒美のおやつを与えます。愛猫は、このクリック音をコマンドがうまくいったときの合図として認識するようになります。

 

  • おいしいおやつを使う

愛猫がトレーニングに興味を持ち、やる気を維持するには、愛猫が非常に魅力的だと感じるおいしいおやつを探してあげましょう。その中からトレーニング中に一口サイズで与えられるおやつを選んでください。猫のトレーニングでは、罰よりも“説得”がはるかに大切です。


最後に

猫のトレーニングは一朝一夕に望ましい結果を得ることはできません。トレーニング方法が愛猫に合っていない場合もあるので、トレーニング計画を再評価し、根本的な問題を取り除きましょう。

いずれにせよ、猫のトレーニングに罰は禁物です。怒鳴ったり、叩いたり、振ったりすると、愛猫が混乱するだけです。愛猫はなぜあなたがこのようなネガティブな感情と行動をとっているのか理解できません。罰は逆効果です。罰を与えることは愛猫を混乱させ、不安にし、最悪の場合、攻撃的な猫になってまう可能性もありますし、ストレスとなり、猫の免疫にも悪影響を及ぼし、健康問題を起こしやすくさせますので気を付けましょう。

 

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