ペット防災指導員が伝えたい!愛犬愛猫の災害対策

 

こんにちは!perromartペットハピネスチームのnanamiです。

9月1日が防災の日と周知されていますが、9月7日はペット防災の日🐶🐱

みなさん、もし災害が起きてしまった時、愛犬愛猫の命を守る準備はできていますか?

私は、「ペット防災指導員」としてペアレントさんの役に立ちたい!と思い、今回は「ペット防災」に関して、記事を書かせていただきました!

 

 目次

  1. 災害に備えること
  2. ペット防災グッズ
  3. 同行避難と避難所生活
  4. 最後に

 

災害に備えること

1. 飼育環境の再確認

ワンちゃん・ネコちゃんが普段生活しているお部屋やケージの周りには、倒れてきそうな家具・ガラスはありませんか?

必要があれば、固定したり、安全な場所にケージを移動させましょう。

屋外の場合は、首輪やリードが外れないか・・・ブロック塀や倒れやすい建物がないか?などの配慮も重要となってきます!

また、「ペットレスキューステッカー」というものをご存知でしょうか?

「ペットレスキューステッカー」を見やすいところに貼っておくことで、ペアレントさんがいない場合にペットの救助をしてほしいと意思表示することができます。

2. 避難先の再確認

災害が起こったときの対処法を改めて、家族全員で話し合っておきましょう!

・ワンちゃん・ネコちゃんとどのように避難するか
・同伴避難できる避難場は近くにあるか

事前に調べておくことをおすすめします!

 

3. マイクロチップや迷子札の準備

東日本大震災を機に「マイクロチップ」の需要が高まってきました!
マイクロチップは「万が一の迷子札」です。

マイクロチップとは専用の機械をかざすと識別番号が読み取れるというチップのことなのですが、もし、目の前に離れ離れになっているマイクロチップを装着しているワンちゃんがいたとしても、私がペアレントさんを探すことは不可能です。

マイクロチップを装着しつつも、首輪に迷子札をつけておくことでなるべく早く、家族と再会することができるのではないか・・・と考えています!

・カプセルに電話番号を入れられる迷子札
・QRコードがついていて読み取ると情報がわかる迷子札

など、いろんなタイプの迷子札があるので、これを機にチェックしてみてください!

※2023年6月1日より、ブリーダー・ペットショップ出身の子はマイクロチップの装着が義務づけられています

 

4. トレーニング

避難所では、周囲に迷惑を掛けないためには、普段のトレーニングが重要となってきます。

ワンちゃんの場合、「待て」「お座り」「伏せ」「おいで」などの指示に従うようにトレーニングしておきましょう。

愛犬愛猫がケージの中でも落ちついて過ごせるよう、日頃からケージに慣らしておくことも大切です!

 

 

ペット防災グッズ

「ペット防災グッズ」は、持ち出しやすい玄関や、ご家族の防災グッズ置き場と一緒に置いておきましょう!

1. 薬、療法食

お薬や療法食が「支援物資」として提供されるには時間がかかったり、持病のあるワンちゃん・ネコちゃんにとっては命に関わるものなので忘れないようにしましょう!

 

2. フード、水、おやつ(1週間分以上)

ワンちゃん・ネコちゃんの「支援物資」は、通常、5日から1週間ほどで届くと言われ、ヒトの「支援物資」が届くより時間がかかります。

冷蔵保存が必要なご飯は保存が難しいので、ドライフードも食べてもらえるようにしておきましょう!

また、環境が変わり、いつものご飯を食べてくれない可能性もあるのでおやつなども準備しておくと安心です。

 

3. 予備の首輪、リード(伸縮性のないもの)

避難中に首輪やリードが壊れてしまった時の替えとして準備しておくと安心です。

伸びるリードの場合、避難時にリードに気づかず、他の方が引っかかってしまったり、その反動でワンちゃんが怪我をしてしまう可能性もあるので、伸縮性のないものを用意し、できる限り寄り添って避難しましょう!

4. 食器(紙皿)

お食事する際に必要となります!

かさばりやすい可能性もあるので、折りたたみ式のシリコンタイプや紙皿もオススメです。

5. ケージ・サークル

避難所での使用やワンちゃんが安心できる空間として準備しておきましょう!

perromartスタッフ購入品
折りたたみ式のサークル

 

6. 愛犬愛猫の情報

ワンちゃん・ネコちゃんの情報をノートにまとめておきましょう!

・飼い主の連絡先
・かかりつけの動物病院情報やワクチン接種状況や健康状態、既往症の記録
・ペットの写真

ワンちゃん・ネコちゃんとはぐれてしまったときのために、迷子ポスターの作成や聞き込みする際に役立ちます。

ご家族のワンちゃん・ネコちゃんのお写真がケータイにはたくさん入っていると思いますが、ケータイの画像が入ったままになってませんか?

被災地ではケータイが使えるか、その場で印刷できるかわかりません・・・

お顔や模様などの特徴が分かるよう、多めに印刷して準備しておきましょう!

perromartスタッフも愛用している、ダイソーで販売中の商品「うちの子ノート」もオススメです!

7. トイレ用品

🐶:ペットシーツ|🐱:トイレ砂
ワンちゃんの場合は、新聞紙があれば排泄の処理に問題のはない子もいるかと思いますが存じますが、慣れていない環境で新聞紙に排泄してくれるかわかりません・・・

使い慣れているペットシーツを準備しておきましょう!

 

うんち袋・大きめのゴミ袋
排泄物の処理はもちろん、ペットシーツや猫砂を処分する際に必要です。

 

8. ケア用品

タオル
汚れてしまった際に拭いてあげたり、防寒として使用するのにオススメです。

ブラシ
抜け毛によって他の方に迷惑をかけないためにも、ブラッシングできるよう準備しておきましょう!

シャンプーができる状況でない場合、ブラッシングすることで汚れを軽減させ、皮膚の環境を少しでも清潔に保つことができます。

 

9. 匂いのついているもの

慣れない環境や災害という怖い思いをしたワンちゃん・ネコちゃんは普段より敏感になっています。匂いのついたものがあることで少しでも安心できる環境に近づきます。

ブランケット
季節によっては寒いので防寒として使用したり、敷いてあげることで長時間寝ている際の床ずれなどの軽減にも役立ちます!

おもちゃ
ストレス発散できるよう準備しておいてあげましょう!

 

 

同行避難と避難所生活

避難所では動物が苦手な方やアレルギーを持っている方等への特別な配慮が求められることもあるので、住んでいる地域のホームページなどで、避難所の場所や同行避難の場合の注意事項などを確認しておきましょう!

ペアレントさん同士で助け合いましょう

被災してしまい、ワンちゃん・ネコちゃんとの避難によって、他の方より周りに気を遣うことが多いと思います。

ペアレントさん同士で足りないものは補い合い、不安なことがあれば相談し合い、少しでも居心地のいい環境作りを心がけましょう!

周囲に迷惑を掛けないよう配慮しましょう

避難所には、たくさんの人が集まってきます。

動物が苦手な方、アレルギーをお持ちの方、動物との接し方がまだわからない小さなお子様などもいらっしゃる可能性があります。

できる限り、周囲に配慮し、迷惑を掛けないようにマナーを守りましょう。

避難所ではワンちゃん・ネコちゃんの健康に気を付けましょう

避難所では、必ずしもワンちゃん・ネコちゃんと同じ避難生活ができるとは限りません・・・

慣れない環境・ペアレントさんのいない状況に、ワンちゃん・ネコちゃんはストレスを感じます。

また、食欲不振・水分不足などにより、免疫力が低下し、病気にかかりやすくなることもあるので、ペアレントさんはいつも以上にワンちゃん・ネコちゃんの様子を見てあげましょう!

  

最後に

いかがでしたでしょうか?

災害が起こらないことが一番ですが、もしもの時に備えて、愛犬愛猫の命を守る準備をしましょう!

この記事が、少しでも皆さんのお役に立てると嬉しいです!