ミドリイガイって犬の身体にいいの?
まずは基本から
ミドリイガイってどんな生物?
ミドリイガイ(学名 Perna viridis)は、イガイ科に属する二枚貝の1種。大きさは10cmで、光沢のある青緑色をしています。日本語では「モエギイガイ」とも呼ばれます。
さまざまな栄養素を含んでいますが、抗炎症成分や関節の健康のために働く成分を多く含み、特に皮膚や関節にお悩みを抱えているワンちゃんにおすすめな食材です。
ミドリイガイの特長
- ヒアルロン酸:骨と骨との間の動きをなめらかにする潤滑作用
- オメガ3系脂肪酸:炎症に関連する物質を抑制する
- コンドロイチン:グルコサミンの前駆物質
- 亜鉛、銅、セレニウム:抗酸化作用
さらに、ミネラルバランスもよく、低脂肪・高タンパク質なのも嬉しいポイント。
オメガ3系脂肪酸やコンドロイチンに加えて、抗酸化作用をもたらす成分を含んでいるので、骨や関節の痛み・炎症の進行を抑える効果が期待されるとも◎
ワンちゃんの関節炎に効果◎学術研究をご紹介
ミドリイガイ抽出物を添加したフードが変形性関節症の犬の疼痛と機能に及ぼす影響
Effect of a diet enriched with green-lipped mussel on pain behavior and functioning in dogs with clinical osteoarthritis(Rialland, 2013)
(目的)
ミドリイガイが変形性関節症の犬の疼痛および機能に及ぼす影響を明らかにする。
(内容)
変形性関節症を患っている23頭の犬に、最初の30日間は何も添加していない普通のフードを与え、次の60日間ではミドリイガイ抽出物を添加したフードを与える。
(結果)
30日目のタイミングでは疼痛および機能に関する変化はなかったが、90日目からは変化がみられたことから、ミドリイガイ抽出物を添加したフードが歩行機能に対して有益な影響を与えたと考えられる。
さらに、ドッグペアレントによる症状の主観的な評価、血漿中オメガ3脂肪酸濃度などでも改善が見られた。
※引用:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3525174/
【年齢別】関節ケアのすすめ
- 若齢期
関節は高齢犬だけではなく、若くてたくさん運動するワンちゃんにもケアが大切です。関節に大きい負担がかかる大型犬種や肥満などで、若い年齢でも関節に痛みが出る変形性関節症を発症する場合もあります。愛犬の健康管理・関節ケアに気を付けて、健康寿命を延ばすことがポイントです。
また、アジリティなどのスポーツドッグは運動により関節ケアをより一層気にかけてあげましょう。

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シニア期
人間と同様にペットの高齢化が進んでいます。とても嬉しいことですが、高齢化することで健康や身体のケアは欠かせなくなってきました。加齢とともに軟骨がすり減り、変形性関節症になることも多いです。このような加齢に伴う身体の不調、特に関節に対してミドリイガイは効果が期待されます。
変形性関節症・・・
関節において軟骨がしだいに擦り減ってしまい、中の硬い骨と骨が直接ぶつかりあって、関節が変形し腫れを伴う炎症が起こる病気です。

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