【猫のしつけ】猫はなぜ噛んでくるのか?
愛猫が噛み付ついてくる行為は、トイレではない所で用を足してしまう行動の次にとても一般的な猫の問題行動です。多くのペアレントがこの行動を理解できず正しく対処ができていません。
また、少数のペアレントはこの行動を示す猫と良い関係を築けず、猫を蔑ろにしてしまうことも・・・。そんなことがあなたと愛猫に起きないよう、次のことを知っておきましょう。
猫が噛み付いてしまう主な理由は、ペアレントの遊び方や可愛がり方が愛猫にとって好みでないことが多々。つまり、ペアレントが簡単なトリックを使えば、とても簡単にこの問題を避けることができるのです。
まずは、噛み付きと甘噛みの違いについて知っておきましょう。
血が出るほど猫が噛みついてくる場合は、とても危険な行動なのですぐに止めさせる必要があります。もし、子猫がただ戯れて甘噛み程度に指に噛み付いてくる場合、それはペアレントへの単なる愛情表現と言えるでしょう。
猫が噛みついてくる原因
病気の場合
もし、理由もなく噛んできたら健康上の問題の可能性があります。
愛猫を病院へ連れて行き、健康に異常がないか確認をしましょう。
怖がっている場合
愛猫がトラウマを抱えている場合は、怖がって噛み付いているかもしれません。 虐待や育児放棄されていた猫にとって噛み付く行為は身を守る行動です。このような場合は、 おもちゃやご飯、おやつなども使ってあやし、信頼を築くように心がけてみましょう。
攻撃してくる場合
猫がストレスを抱えている時、噛み付くという行動で自分のストレスを表現しています。例えば、誰かが愛猫のテリトリーに入ってしまったら、その侵入者があなたでなくても、近くにいたあなたをストレス発散のターゲットにすることがあります。
戯れて噛み付いている場合
愛猫はまだ、あなたの指ではなくおもちゃを噛めばいいと知らないだけかもしれません。噛みつかれた時に、すぐに大きな声で”痛い”とリアクションをしてあげたり、靴で床を叩いて大きな音を出してみましょう。大きな音と噛み付く行動が関係しているとわかると自然とやめるでしょう。または、愛猫が噛み付いてきたら、5〜10分程度、愛猫と遊ぶのをやめてみましょう。そうすることで、噛み付く行動が良くないということを教えてあげましょう。
猫が噛み付いてきた場合の対処法
①絶対に罰を与えないようにしましょう
罰を与えることによって、愛猫はあなたを怖い人だと誤解してしまいます。すると、あなたを見るたびに逃げ出してしまうことになります。もし噛んできたら、すぐに止まり、腕や手を振り払わないで、愛猫の口の方へと手を動かしましょう。手を引く行為は愛猫が強く噛むことを助長させます。愛猫にとっての獲物(あなたの手)の動きが止まることで、愛猫が混乱し噛むのを緩めるでしょう。
②おもちゃを使って、手を噛ませないように遊んでみましょう
手を噛んで遊んでしまう猫と遊ぶ場合、おもちゃを使わないと本来楽しいはずの愛猫との遊ぶ時間が痛々しい時間になってしまいます。ぬいぐるみやおもちゃを使うことはとても効果的ですので、あなたも愛猫も楽しい時間が過ごせるでしょう。そのほかにも、小さいボールや何か愛猫が追いかけられるものも使うのもおすすめです。
噛むことに悪気はなく、どうやって自分の力をコントロールするかを知らない猫もいます。そういった猫は早く母親から引き離されたりしており、強く噛んでしまうことが悪いことだと知らずに育ってきてしまいました。
また、猫の問題行動はペアレントが原因であることもあります。知らないうちに噛む行為を助長させているかもしれません。愛猫が噛みついてくる原因を改めて考え、「罰を与えない」「おもちゃを使って遊ぶ」などの対処をとってみるのが良いでしょう。
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