なぜうちの犬はおならをするの?
犬が頻繁におならをすることは、多くの場合、犬の腸が何かに反応していることを示唆しています。おならは胃の膨満感、腹部の不快感、胃からのガスの音によって起こります。たまにおならをすることは正常なことですが、ガスが過剰に放出されることを見過ごしてはいけません。
愛犬のおならの量が多い原因は?
1.食事
ほとんどの場合、犬の鼓腸の主な原因は食事にあり、簡単な食事の変更で悪臭をなくすことができます。大豆、エンドウ豆、豆類、乳製品、カリフラワー、ブロッコリー、香辛料などの食材は、大量に摂取するとおならを引き起こす傾向があります。ドッグフードには、トウモロコシ、大豆、小麦などの炭水化物を多く含むフードもあります。炭水化物は犬の身体では消化されにくいため、未消化の食べ物が腸を通過してガスを発生させてしまいます。
また、これまで食べていたフードにアレルギーがある可能性も考えられます。アレルギーが疑われる場合は、動物病院で獣医師にアレルギーの相談をしてみましょう。アレルギーの原因を突き止めるのはなかなか難しいですが、試行錯誤しながら食事の素材を消去法で対処をすることも多いようです。
2.空気の飲み込み
特定の犬種は、過剰な空気を口から飲み込んでしまい、それがおならで放出されてしまう傾向があります。ボクサー、ブルドッグ、パグなどの短頭種は、その鼻の形状から、特に鼓腸になりやすいと言われています。これらの犬種は、口で呼吸する傾向があり、飲食の際に空気を多く飲み込むことが多いのです。
犬の呼吸を改善するために手術が必要になることもありますが、専門の訓練士の助けを借りて行動修正のテクニックを試すこともできます。また、他の犬と食事をしている場合、食事のストレスを感じているようであれば、食事環境の改善を推奨されることもあります。早食いはガス発生の主な原因なので、フードボウルにテニスボールを入れたり、スローフィーディングのボウルを導入するなどの方法を試してみましょう。
3.病気
過敏性腸疾患、過敏性腸症候群、腸内寄生虫などの消化器系の病気も、犬の過剰なおならの原因になっている可能性があります。
また、市販のドッグフードに含まれている添加物が、これらの病気の原因となる可能性が指摘されています。カラギーナンは、過敏性腸疾患の原因とされる添加物のひとつです。愛犬の症状が推奨される食事療法で改善をされなければ、この分野を調べてみてもいいかもしれません。
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