ワンちゃんやネコちゃんとの生活はとてもかけがえのない時間です。
この時間を過ごしていると、先住の子の遊び相手を考えたり、ペアレントのより充実した生活のために、新しい子を迎え入れたくなる気持ちになるときもあるのではないでしょうか。
ですが、新しい子を迎え入れるのは、金銭面だけでなく、先住の子との相性やペアレントのライフスタイルの変化等、簡単なことではありません。今回は、新しい子を迎え入れた際の気を付けるべきポイントをご紹介します。
時間をかけてゆっくりと慣らす
先住の子と新しく迎える子が仲良くなるのには時間がかかることがあります。
新しい子を迎えることで、先住の子は他者がテリトリーに入ってきたと思い、恐怖を感じるため、特に猫は粗相などの問題行動が表れることもあります。
新しく迎えた子と先住の子は徐々に会う機会を増やすようにし、慣らしてきましょう。なので、初日はお互いを会わせず、部屋数がある場合は違うお部屋で生活させましょう。もし、無ければ、新しく迎えた子をケージに入れましょう。あらかじめ、トイレと食器、ベッドが入るような生活ができるケージを用意することをおすすめします。新しく迎えた子が先住の子よりも大きかった場合は、より不安を感じるため、ゆっくり慣らしてあげましょう。
関わる時間を平等にする
新しく迎えた子がまだ子犬や子猫だった場合は、先住の子よりお世話をする時間がかかるかもしれません。
しかし、その分しっかり先住の子と関わる時間を作ってあげましょう。
また、先住の子の生活リズムはなるべく崩さないよう心がけましょう。例えば、散歩の時間、食事の時間などです。
ご褒美を与える
慣れさせる段階でお互いが仲良く出来た場合はおやつをあげたり、褒めてあげましょう。
ご褒美を与える場合は、どちらか片方の子だけではなく、両方の子におやつを与え、褒めてあげます。
この時、先におやつをあげるのは先住の子にしてください。これは、毎日の食事の際も同じです。
こうすることで、新しく迎えた子に、先住の子への尊敬の意を持ってもらうようになります。
最後に
新しい子を迎え入れるときは、ペアレントの忍耐、愛情、時間、注意を必要とします。
その子その子の性格によってこれらを必要とする期間はさまざまです。
保護施設や保護団体から新しい子を迎え入れる場合は、先住の子と性格や生活が合うか、先にマッチングできる期間を設けている所もあります。
初めて新しい子を迎える際は、先住の子のかかりつけの動物病院の獣医師に、どんな子が合うか、どうやって新しい子と慣れさせるか等相談してみましょう。