【獣医師執筆】愛犬がウンチを食べる!今すぐチェックすべき4つのポイント

こんにちは。perromart獣医師スタッフの原 駿太朗です。

今回は意外に多い⁉ワンちゃんの食糞についてお話させて頂こうと思います。

食糞とは、自分のウンチをワンちゃんが食べてしまう行動です。

実は食糞自体はワンちゃんが示す正常な行動のひとつ。

ですが、愛犬がウンチを食べていたらびっくりしますし、ドッグペアレントとしてはなんとかやめさせたいと思うものですよね。


食糞はドッグフードやワンちゃんとの接し方を少し見直すだけで収まることもよくあります。


この記事では食糞をやめさせるためにチェックすべき4つのポイントと具体的な解決法を解説します。

食糞をやめさせるためにチェックすべき4つのポイント

ポイント❶空腹な時間はどれくらい?



愛犬に何回に分けて食事をしていますか?

例えば、1日朝夕2回の食事だった場合、朝ご飯が消化され、お腹が空いてくるお昼から夕方にかけての時間が空腹時間になります。


空腹時間が長くなると、お腹が空いてしまい食糞をする子がでてきます。

特に多いのは子犬。

体がグングン大きくなる子犬は成長のためにたくさんのエネルギーを必要ですが、まだ体が小さいので、一度に食べれる量には限界があります。
だからすぐにお腹がすいてしまって食糞をしてしまうというわけです。


1日2回より3回、4回と増やすことで空腹時間を減らすことができますので、一回あたりのフードの量を増やすのではなく「食事の回数を増やす」ことで対応してみましょう。


日中お仕事でどうしても回数を増やせない環境の場合ははタイマー付きのオートフィーダーなどの利用も検討してみてもいいかもしれませんね。

ポイント❷今のドッグフードはワンちゃんに合ってる?

  • 1回あたりのウンチの量が多い
  • 1日に3回以上ウンチをする
  • ドッグフードの袋に書かれている量をあげてるはずなのに体重が増えない

食糞以外に上記のこともあてはまるワンちゃんはドッグフードが体にあっていないかも。

ドッグフードが体にあっていないとせっかく食べてもうまく消化しきれません。

ウンチの中に含まれる未消化物が増えることでウンチの香りがワンちゃんにとって美味しそうな香りになってしまい食糞が起こるのです。

また同じ現象が添加物の多いドッグフードを与えている場合も起こることがあると言われています。


このような場合の解決策は「消化効率のよいドッグフードに変える」こと。


選んだドッグフードが消化効率がよいかどうかは以下の点を参考にしてみるとよいでしょう。

①原材料の一番はじめに肉類が記載されているか
原材料は製造に使われている割合の多いものから表示されています。
イヌは肉食よりの雑食動物といわれていますので、一番多く使われている原材料が新鮮な肉類であることがとても重要です。


②必要以上に添加物は加えられていないか
酸化防止剤や保存料の他にもビタミン、ミネラルが添加物で補われていないかも合わせて確認しましょう。


③グレインフリーであるか
グレインフリーに関してはアレルギー対策としてのメリットが注目されがちですが、実は近年グレインフリーの方がイヌが効率的に消化できるのではないかと報告する論文も発表されており、意識する価値があるかもしれません。
ドッグフードを変えた際はすぐには反応が出ないこともよくありますので、少なくとも4-6週間はそのドッグフードを与え続けて反応の変化をよく観察するようにしましょう。

ポイント❸ワンちゃんが暇になってない?


暇な時間が多いと食糞をしてしまう子がいます。


室内飼いなど、周りの環境からの刺激が少なくなりがちなワンちゃんに起きやすく、特に子犬や若いワンちゃんはエネルギーが余りがちなのでウンチで遊び始めることが多いです。


こんな時は「散歩や遊んであげる時間をを意識的に増やしてあげること」が大切になってきます。
ワンちゃんが1人でも遊べるようなおもちゃを足してあげるのもよいでしょう。

ポイント❹ドッグペアレントの反応を楽しんでいる?


ワンちゃんが食糞をしている姿を見てびっくりして大きなリアクションをしてしまってはないでしょうか?


慌てて叱ってもワンちゃんにはそれが叱られてるのか褒められているのかはわかりません。

そのためウンチを食べることでドッグペアレントの関心がこっちを向くと学習してしまうことがあるのです。


これに対しての対策はとても単純なことですが、ウンチをしたら「静かにすぐ片づけるようにする」こと。

静かに片付けた直後にほめてあげたり、小さなご褒美を与えることでウンチを食べずに待つことで良いことがあるんだなと学習させていくのが大切です。

まとめ

今回の記事のポイントは以下の4つ。

  • 食事は小分けして頻回であげる
  • 肉類主体で添加物がなく、グレインフリーの消化性のよいドッグフードを選ぶ
  • 散歩や遊んであげる時間をを意識的に増やしてあげること
  • ウンチをしたら静かにすぐ片づけるようにすること

ワンちゃんの食糞はドッグフードと接し方を変えてみるだけでも解決できることがよくあります。

しかし、ごく稀にですが、寄生虫や特殊な消化管の病気が原因になっていることもあります。


今回解説させていただいたことの中で試しやすいことから実践してみてそれでも改善しない場合は早めに病院で検査を受けることも頭に入れておきましょう。