【獣医師執筆】犬の下痢に人のビオフェルミンは危険!?選ぶべき整腸剤の特徴とは?

愛犬が急に下痢をしてしまった時、病院にいく前に何かお家でできることがないか考えると思います。
そんな時に、人間用のビオフェルミンを飲ませている方をよく見かけます。

下痢の時、整腸剤で腸内細菌を整えること自体は正しいのですが、ビオフェルミンをはじめとした人用の整腸剤をワンちゃん使用することには実はいくつかのリスクが存在します。

ここでは、犬の下痢に人間用のビオフェルミンを使うことのリスクと、どのような整腸剤を愛犬に与えるべきなのか?について解説します。
 

人間用のビオフェルミンを使うことのリスク

①逆に悪くなってしまうリスク

犬に人のビオフェルミンを与えるリスクとして元気が無くなっている様子の犬
人間用のビオフェルミンは、人間の腸内環境に合わせた菌株が含まれています。

しかし、犬の腸内環境は人間の腸内環境とは異なります。

そのため、人間用のビオフェルミンを愛犬に与えることは、犬の腸内環境を乱し、さらに悪化させる可能性があります。

②アレルギーの可能性

ビオフェルミンなどの乳酸菌に対してのアレルギー反応はそこまで多くはありません。
ですが、薬を成形している他の成分などにアレルギーを起こしてしまうことも…。

こういったリスクをなるべく減らすためにも犬用に作られた整腸剤を利用するようにしましょう。
 

どのような整腸剤を愛犬に与えるべきなのか?

①犬の腸内細菌に合わせて菌株が選ばれているか

先ほどお伝えしたように、犬の腸内環境は人間の腸内環境とは異なります。
そのため、犬用に作られた整腸剤を選んで使うようにしましょう。
獣医師が犬のために選んだ整腸剤をあげている様子

②1回に飲ませる量が少ない商品を選ぶ

お腹を壊して下痢になっている時などは大抵、食欲なども落ちがち。

そんな時に1日に何粒も飲まないといけなくなってしまうと愛犬もペアレントもとても大変です。

1日の服用量がなるべく少ない整腸剤を選ぶようにしましょう。
与えるのが楽じゃないと大変であることを表現するため、嫌がっている犬の画像

下痢が続く時は早めに獣医師の診察を。

単なる下痢でもその原因には重篤な疾患が関わっている場合もあります。

愛犬の調子が悪い時の整腸剤の服用はあくまで緊急時の応急手当て程度に留めておき、早めに獣医師の診察を受けるようにしましょう。