こんにちは!perromart獣医師スタッフの原駿太朗です。
今回はアレルギーに注目して・・・この4つのポイントについて解説させていただきます。
- アレルギーとはそもそもどういった現象なのか
- 「食事アレルギー」とはなにか
- どんな食材がアレルギーを起こしやすいのか
- 他のアレルギーとは違う食事アレルギーの治療法
記事の最後には食事アレルギーを疑ったときに試してみていただきたいドッグフードも紹介させていただいておりますので、ぜひご覧ください。
アレルギーとはそもそもどういった現象なのか
アレルギーは体の中の「免疫」という機能が原因で起こる反応です。
「免疫」とは体内に入ってきたものが体に対して害を起こさないかを常にチェックすることで体をウイルスや細菌などの危険から守っています。
空港の税関のような仕事をイメージだと思っていただくと理解しやすいかもしれません。
この「免疫」は危険だと判断したものを攻撃して排除することで体を外敵から守ってくれているのですが、アレルギーはこの体を守るはずである「免疫」が過剰に反応してしまい、本来だったら攻撃する必要のないものに対しても攻撃を始めてしまうことで起きます。
「食事アレルギー」とは
食事アレルギーは文字通り食べ物に対してアレルギーを起こしている状態のことです。
症状としては
- 繰り返し起こる体の痒みや赤み
- 何度も吐いてしまう
- ウンチの回数が多い
- ウンチがつかめないくらい柔らかくなってしまう
などがよく見られる症状としてあげられます。発症する年齢は1歳未満での発症が多いとされていますが、それよりも歳をとってから初めて症状が見られるケースもあります。
食事アレルギーかも?「アレルギーを起こしやすい食材」とは・・・
食事アレルギーでは主に食材中の「タンパク質」が原因となって起こります。
アレルギーを起こしうる可能性をすべて把握することは難しいですが、「アレルギーを起こしやすい食材」は研究によっていくつか分かっています。
2016年に発表された論文の中では牛肉、乳製品、鶏肉、小麦がアレルギーの原因となりやすいと結論づけられています。
また、日本で飼育されているイヌのみを対象としている論文では大豆、とうもろこし、豚肉、卵黄なども先ほどあげた食材とともにアレルギーになりやすい食材として言及されています。
ドッグフードにも使用されている原材料にもこういったワンちゃんにとってアレルギーになりやすい食材が含まれている可能性があるということですね。
食事アレルギーの治療は他のアレルギーとは違う!
最初にご説明したようにアレルギーは体の「免疫」が過剰に反応することで起こります。
免疫そのものは無くすことができないので、基本的にアレルギーは完治を目指すものではなく生活に支障が出ないレベルで「コントロールする」ことを目指します。
しかし、食事アレルギーの治療はアレルギーの中でも少し特殊です。
食事アレルギーは原因となっている食材を普段の食事から完全に排除することができれば「完治」が目指せるアレルギーなのです。
この違いはとても重要です。アレルギーを疑う症状があり、生涯にわたって薬を飲み続けなければいけないかもしれないワンちゃんが普段の食事を変えるだけで症状がなくなり、薬も飲む必要がなくなります。
アレルギーを疑う症状を繰り返す子はまず、アレルギーを意識した食事の変更から試してみるべきだと言えるでしょう。
まとめ
それではこの記事のまとめです。
- アレルギーは自分の体を守る「免疫」によって起こる
- 食事アレルギーは食材の「タンパク質」が原因
- アレルギーをおこしてる食材を排除することで食事アレルギーは「完治」できる!
ここでひとつ問題が起きます。アレルギーになりづらいドッグフードを選ぼうと思うと先程ご紹介した「アレルギーをおこしやすい食材」が入っていないものからまずは始めていくべきです。
しかし、これらの食材をすべて含まないドッグフードはなかなか見つからないもの・・・そんなお悩みを解決してくれるのが、「HEKAグレインフリードッグフード」なんです。
HEKAグレインフリードッグフードはアレルギーを起こしづらいと言われているグレインフリー、つまり小麦は一切使われていません。
しかし先ほどご紹介した「アレルギーを起こしやすい食材」は小麦以外にも以下のようにたくさんあります。
- 牛肉
- 乳製品
- 鶏肉
- 大豆
- とうもろこし
- 豚肉
- 卵黄
「低アレルゲン」といわれるグレインフリーもそれだけでは不十分なのです。
HEKAグレインフリードッグフードで使われている他の材料を見てみましょう▼
メインはサーモンとラムです。その他にはサツマイモ、エンドウ豆、ポテトが使われていますが、どれもが「アレルギーになりやすい食材」には該当していません。
従って、HEKAグレインフリードッグフードは使われているすべての食材が「低アレルゲン」であり、ドッグフード選びに悩むすべての人にとって試してみるべきドッグフードだと言えるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。