【愛犬愛猫の健康診断】検査項目や頻度はどれくらい?獣医さんに質問してみた!

こんにちは!perromartペットハピネスチームのnanamiです♪

10月13日は「じゅう(10)い(1)さん(3)」(獣医さん)の語呂合わせから、「ペットの健康診断の日」

ペットが健康で長生きするためには病気の早期発見・早期治療が不可欠であることから、動物病院で健康診断を受けることの大切さを広めることを目的に、全国の獣医師団体である一般社団法人「Team HOPE(チーム ホープ)」様が制定されました。

ということで今回は、ペットハピネスチームに
・健康診断の頻度は?
・検査項目は?
・病院の決め手は?

などなど「愛犬愛猫の健康診断」について聞いていこうと思います♪

また、Instagramにて実施していた質問箱「健康診断についてのお悩み・獣医さんに聞きたいこと」をperromart獣医師スタッフの原先生にお聞きしてきたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです◎

 

目次



ワンちゃんの健康診断の重要性

◼︎健康診断はなぜ必要なの?

少なくとも「1年に1回」はかかりつけの獣医師さんのもとで健康診断を受けることを推奨しています◎

当たり前ですがワンちゃんは人間の言葉を話すことができません・・・それに加え、本能的に体調の変化を隠してしまいがちです。

獣医師スタッフの原先生は日々の診察を行う中でも「もう少し早く病気を発見してあげられてたら」と早期発見の面で悔しい思いをすることがよくあるとのこと・・・

そんな悲しい出来事を完全に防げるわけではないのですが、健康診断はワンちゃんの隠しがちな不調の兆しに気づいてあげられる重要なチャンスになるので、定期的に健康診断をしてあげましょう!

▼健康診断についての記事はこちら!タップしてね♪



perromart獣医師スタッフの原先生に質問

Instagramで募集させていただいた「健康診断について」の質問をperromart獣医師スタッフの原先生に回答してもらいました!
※同じ内容の質問はまとめさせていただいております

 

Q1: 健康診断をするのにおすすめの病院の選び方は?
健康診断でおこなうような検査は比較的どの病院でも対応可能な検査なので、その子に対しての情報が一番あるかかりつけの病院さんを選ぶといいでしょう。

Q2: 健康診断の平均的費用は?
病院と選ぶコースにもよりますが、1〜3万円くらいの価格帯に収まることが多い印象です。

Q3: 健康診断って犬や猫に負担がかかるんじゃないかと不安です・・・
採血や採尿、レントゲン撮影などは動物に少なからず負担はかかります。とはいえ、個体差はありますが、健康診断で行われる検査の多くは動物にとって最小限の負担で済むような検査をピックアップしています。

Q4: 子猫や子犬のうちも健康診断は必要ですか?お迎えの時に行ったけどその後の頻度は?
その子その子で検査の数値などには多少のクセが出てくることがよくあります。そのため、数値をみる時に「正常範囲から外れているか?」だけでなく「過去のその子の検査値と比べてどれくらい変わっているか?」という観点も重要になります。そのため、小さい頃から少なくとも1年に1回は検診を行いながら「その子の基準」データを蓄積していくことをオススメします。

Q5: 年齢や犬種でおすすめの検査項目や血液検査以外にやっておいた方がいい検査があれば知りたいです!
年齢や犬種だけで一概にはなかなか言いづらいのですが、私が個人的にオススメしてるのは「血液検査+画像検査」の組み合わせにすることですね。どちらも見つけられる異常の種類の得意不得意があるので組み合わせることがとても大切です。画像検査はレントゲンとエコーとを交互で選んでいくなどがいいかもしれないですね。

Q6: 血液検査ではこの項目は調べたほうが良い!とかおすすめを教えてください!
ワンちゃんだと甲状腺ホルモン、コルチゾール、SDMA、CRP、ネコちゃんの場合は甲状腺ホルモン、NT-proBNPなどは一般的な血液検査セットには入っていないこともあるので中高齢になっている子であればみておけるといいかもしれないですね。

Q7: 毎年、網状赤血球数が高いのですが、気を付けることはありますか?HCTとMCVも高く、MCHCは低いです。※HCT:血液中の赤血球容積の割合|MCV:赤血球1つの平均容積を示す数値|MCHC:単位赤血球量あたりのヘモグロビン濃度
診断をこの場ではできないのであくまで参考程度にしていただければと思うのですが、網状赤血球は分かりやすくいうと「若い赤血球」です。若い赤血球は一般的に大きさが成熟した赤血球に比べ大きく、その分濃度は低い。なのでMCVが高くMCHCが低めに出るのも理解ができるかなと思います。 網状赤血球については若い赤血球も骨髄から無理やり動員しないと体が大変な状態、つまり出血や赤血球がどんどん壊されるような病態などではないかを確認すべきかとは思いますがそういった病気ではなく、逆に血が濃すぎるなどもないようでしたら病的だと捉えなくても良いことが多いですね。



ペットハピネスチームの愛犬愛猫の健康診断事情

ペットハピネスチームには、ワンちゃん、ネコちゃんと暮らしているスタッフはもちろん、シニアを迎えた子と暮らしているスタッフも在籍しているので、どんな健康診断を受けているのか・・・など、お聞きしてみました!

ワンちゃんとシニアのネコちゃんたちと暮らすmona

琥珀くん(2歳)|ティアラちゃん(推定9歳)|アイルちゃん(推定7歳)

 

Q1: どのくらいの頻度で健康診断している?
1年に1度で、ワンコは毎年春先に行うフィラリアの検査の際に一緒に健康診断を行うようにしており、ニャンコ達はシニア期に入っているので半年に1回に増やそうと思っていますが、お家記念日を検査の周期目安にしています!

Q2: 健康診断の検査項目は?
年齢や気になることなどを先生と相談しながら検査項目などを決めていますが、それぞれこんな感じで受けています。
ワンコ▶︎身体検査+尿検査+糞便検査+血液検査:生化学検査11項目(栄養、腎機能、肝機能、脂質代謝、糖代謝、ミネラル)
ニャンコ▶︎ワンコと同じ検査項目に加え、レントゲン検査/腹部超音波検査を行っています

Q3: かかりつけの病院の決め手は?
獣医師スタッフ原先生に教えてもらった病院だったことも大きいですが、まずはレビュー/電話対応などで決めました!どの先生にいつ診てもらっても、愛犬愛猫に接してくれる際の手際の良さ、丁寧さ、動物に対する優しい雰囲気を感じ、かかりつけに!

Q4: 愛犬、愛猫の健康で意識していることは?
日頃からスキンシップを取りながら身体を触って痛がるところやしこり/できものなどがないか見るようにしています!食事も食べ始めから食べ終わりまで定期的に確認し、食べるペースや量などに変化がないかの確認と、お口のトラブルは食欲低下や病気に繋がってしまうため、歯磨きなどのお口ケアも頑張っています!

ネコちゃんたちと暮らすyuka

ちよまるくん(3歳)|ふくまるくん(1歳)

 

Q1: どのくらいの頻度で健康診断している?
健康診断は二人とも1年に一回行くようにしています。 一年に一回行っている予防接種のタイミングが夏なので、健康診断は冬に行くようにし、一年に2回は病院の先生に様子を診てもらえるようにしています。

Q2: 健康診断の検査項目は?
私が通っている病院では検査項目の多さによって3つコースが用意されています。 既往歴もなくシニアに該当する年齢ではない場合、一番項目が少ないものを選ぶ子が多いと言われたのですが、心配性一家なので真ん中のコースにしています。シニアの年齢になったら一番上で検診する予定です!
・ぷちっとコース 全身項目の血液検査
・中高齢猫ちゃん向け(←我が家はこれ)全身項目の血液検査+甲状腺機能
・シニア猫ちゃん向け 全身項目の血液検査+甲状腺機能+心不全の危険因子チェック

Q3: かかりつけの病院の決め手は?
最初はすでに通っていた友人に紹介してもらったのですが、ネットでの口コミもかなり良かったことが通院のきっかけでした。 スタッフさん全員から、ワンちゃんネコちゃんと接するときの触り方や声掛けなどの動物愛を感じられたことが一番の大きな決め手です!獣医師の先生や看護師さんたちの雰囲気も和気あいあいとしているのも連携が行われていることが感じられ、安心につながっています。 また、動物病院では基本的に自由診療になるので、お会計もなかなか高くなってしまうことも多いのですが、分かりやすく事前に提示してくださる点も安心でした。

Q4: 愛犬、愛猫の健康で意識していることは?
我が家は2ニャンズとも、ご飯もよく食べ、お水もしっかり飲み、自分たちでハッスルして運動し・・・と健康的なのですが、ペアレントとして主には日々の体重管理に気をつけています。 特にふくまるが少しぷくぷくしているので、定期的に体重チェックやご飯の見直し、運動量が落ちないようにしています。太ったからといってご飯の量そのものを少なくすると、栄養が足りなくなったりストレスになってしまうと聞き、かかりつけの先生に相談のもと減量用のご飯を混ぜたりしています!

動物病院併設トリマー経験のあるnanami

モカちゃん(11歳)|ぼたんちゃん(4歳)

 

Q1: どのくらいの頻度で健康診断している?
狂犬病・混合ワクチンの接種をするときに合わせて最低でも年に1回は健康診断を受けていましたが、モカが10歳を超えてから、6ヶ月ごと(半年に1回)のペースで健康診断を受けています!

Q2: 健康診断の検査項目は?
「フィラリア検査+血液検査19項目」をしています! 血液検査では、「肝臓/腎臓/心臓/膵臓/消化器」などの臓器に異常がないか、白血球・赤血球・血小板の数値、血糖値など。また、「感染症検査」では、犬糸状虫や白血球ウイルスなどに感染していないか検査してもらっています◎ この検査内容である程度のことは調べてもらえるので、「以前に比べてこの数値悪いなあ・・・」と感じたときはその内容に関して詳しい検査をしてもらうことが多いです!

Q3: かかりつけの病院の決め手は?
以前、うさぎが急病になり、たまたま駆け込んだ病院が現在のかかりつけ病院になっています! 対応してくれた担当の獣医さんの手際がよく、しっかり状況を説明してくれるところに安心を抱いたのが決め手です!(うさぎもいるので、小動物の診察ができるところも決め手の一つ♪) この病院がいいというよりは、この獣医さんに診てもらいたいという気持ちが強いので、HPに掲載されている獣医さんの出勤スケジュールをみて診察を受けに行っています◎ また、かかりつけの病院が休診という場合もあるので、信頼できる病院をもう一つ用意して、万が一のために備えています。

Q4: 愛犬、愛猫の健康で意識していることは?
トリマー勤務時に担当のワンちゃんの体に以前はなかったしこりを早期発見でき、大事に至らなかったこともあったため、シャンプー時やスキンシップをとる際に、出来物・しこりはないか?など気にかけるようにし、見つけた際には早めに獣医さんに悪性ではないか?診てもらっています!(今までに2回ほどしこりのような出来物が・・・) また、シニアになると白内障の進行や心臓への負担がかかりやすくなったりするので、目薬やサプリメントで予防したり、ご飯やお水はしっかり摂っているか、排泄物に変化はないかなど、パッと見てわかる変化に少しでも気づけるよう意識しています◎


最後に

いかがでしたでしょうか!

かかりつけの病院や愛犬愛猫の年齢が異なると健康診断の頻度や検査項目は様々・・・

この記事を読んで、「うちの子にはこれが必要かな?」「次回の健康診断の参考にしよう!」と健康診断時の参考になっておりますと嬉しいです♪


また、商品に関するご質問や愛犬愛猫のお悩みなどございましたら、ワンちゃん・ネコちゃんと暮らしているスタッフはもちろん、獣医師やトリマーなど、専門的な知識を持ったスタッフができる限りサポートさせていただきますので、いつでもご連絡くださいませ!

私たちへの主なご相談方法はお問い合わせフォームからの「メール」となっておりますが、注文情報等の照会が不要なご質問・ご相談については、「LINE」や「Instagram」でもサポートが可能です◎


次回の更新もお楽しみに!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

◼︎健康診断のご褒美にぴったりなおやつ