ブリーダーから迎えるという選択肢について【愛猫と暮らすスタッフの思い】

こんにちは。perromartスタッフのyukaです。

今月6月1日に、我が家の愛猫「ちよまる」が3歳のお誕生日を迎えました!
私に人生初のペットとの暮らしを体験させてくれたちよまる。(今では2ニャンズに増えました!)私自身も日々ぺットペアレントとして一緒に成長させてもらっています。

そんな我が家のちよまるは、ブリーダーさんからお迎えした猫ちゃんです。

毎月更新しているペットハピネスマガジンですが、今月は「ブリーダーから迎えるという選択肢」について私個人の意見を書かせていただきます。
多様な考え方や意見があるテーマだと思うのですが、企業としてではなく、私の一個人の意見として、ちよまるとの思い出を紹介しながら書かせていただきますので、温かくお読みいただけると嬉しいです。

 

愛猫との出会い


私はもともと、ワンちゃんや猫ちゃんと暮らした経験や触れ合う機会がほとんどありませんでした。
お外でお散歩しているワンちゃんやお友だちのお家の猫ちゃんを見て、可愛い〜!!と思うくらい。

2021年の春、偶然機会があり人生で初めて訪れた「猫カフェ」。
そこで出会った1匹の猫ちゃんが推しになり、何度かその猫カフェに通うようになりました。
その後店長さんともよくお話しするようになり、その子が産まれたブリーダーさんについてのお話を聞きました。

帰ってからなんとなく調べてみると、その猫ちゃんの兄弟がちょうど産まれたばかりだと知り、これは運命だ!とそこからは家族を必死に説得しました。
「後悔したくないから一目だけでも会いに行きたい」と毎日伝えて家族からも最終的にOKをもらい、片道90km、往復6時間かけて家族で会いに行きました。

そこにいたのは手のひらに収まる大きさの、小さな小さな可愛すぎる子猫!
あまりの可愛さに人生で初めて「一緒に暮らしたい!」と強く感じた猫ちゃんでした。




でも、動物と暮らした経験のない我が家。あまりに小さなこの姿を見て、この子にとっての充分な幸せをあげられるだろうか・・・と面会の帰り道にはたくさん悩んでしまいましたが、真剣に悩む私の姿を見て家族も背中を押してくれました。最終的には「絶対に幸せにする!」と強い想いで、家族全員で納得しお迎えすることに
そこからの色々な思い出は書ききれないので割愛しますが、大きく成長し今では家族のムードメーカー!毎日みんなを笑顔にしてくれています。



 

ブリーダーさんとの繋がり



ちよまるを迎えたブリーダーさんでは、ご夫婦とおじいちゃんおばあちゃんがご自宅で猫ちゃんたちを育てていました。
当時私はこちらのブリーダーさんしか知らなかったのですが、今思うとまさにアットホームといった言葉がピッタリな環境。
猫ちゃんの数も少なく、離乳を終え少し大きくなった猫ちゃんたちは広々したスペースで兄弟みんな一緒に仲良く育てられていて、猫ちゃんたち1匹1匹を尊重して可愛がってくださっているのが伝わってきました。

我が家は千葉からきていたので、お迎えまでの期間は「おちば」ちゃんと、おじいちゃんがつけて可愛がってくれていたのを覚えています。お母さん猫ちゃんとも最後にお別れの挨拶をさせてもらい、お別れの時にはご家族みんなで寂しそうにお見送りしてくれました。

今でもそのブリーダーさんとはやり取りをしていて、半年〜1年に一度ほど成長報告を送っています。数年経っても一緒に成長を喜んでくださることも嬉しく、ちよまるを通じてのご縁に感謝しています。

ブリーダーから迎える選択肢について私が思うこと



恥ずかしながら、私は猫と暮らし始めてから、ブリーダー、ペットショップ、保護団体の中にも悪質な企業や施設が世の中に存在する現実を知りました。
実際、私自身も愛猫ちよまるを育ててくれたブリーダーさんと出会ったあと、他のブリーダーさんを訪れたことがあるのですが、猫ちゃんに対してかなりビジネスライクに扱っていると感じたところも多く、一口に同じブリーダーと言ってもこれほど差があるのかと驚きました。

日本ではブリーダーさんからワンちゃんや猫ちゃんをお迎えする際には、法律で定められている通り、ブリーダーさんの事業所を訪問し、ワンちゃん猫ちゃんを直接確認し、対面説明を受ける必要があります。この過程で、どんな環境でどんな方に育てられているかを知ることができ、生体販売の現実をほんの一部ですが私も目の当たりにすることができました。

私はブリーダーから迎えるという選択肢があることに対して、大きく反対ではありません。
私自身ブリーダーさんとの出会いから猫と暮らす楽しさや豊かさ、尊さを知ったことで、最終的には「保護犬・保護猫ちゃんから迎え入れるという選択肢をもっと広めること、TNRのような根本的解決を目指すこと」の大事さを学ぶことができたからです。

もちろん、ブリーダーやペットショップなどの生体販売、保護団体でも、飼育環境や繁殖環境、保護団体においても色々な条件を見直し、法律を整えていく必要があると考えているので、すべてを肯定する訳ではありませんが、動物たちとの出会いの一つの選択肢として、完全悪ではないのではと思っています。

でも、何より大事なことは、
  • 生まれた環境や方法に問わず、今家族に迎えた子、これから迎える子を幸せにすること
  • ”ペット”として安易に捉えるのではなく、”命”であることを考えた上でお迎えし、覚悟を持って最後のときまで幸せにすること

だと考えています。その上で並行しながら社会全体で根本的な問題の解決を行なっていければ、より良い社会になるのではないでしょうか。

perromartに入社しより一層、ワンちゃん猫ちゃん、動物たちを取り巻く環境について日々考えていますが、彼らが1日でも多く幸せを感じられるよう、私も少しでも貢献できればと思うばかりです。



 

いかがでしたか?
このテーマに関してはさまざまな意見があると思いますが、愛猫と暮らすペットペアレントの一意見として受け止めていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

来月のペットハピネスマガジンもお楽しみに!

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